完成図1

メリヤス編みのニット帽 腹巻帽子を編んでみよっ♪

最近はあみねこさんが再加熱しまして一気に3体編み上げた後に、たまたま腹巻帽子なるものの存在を知りしっかり引きこもり中です。帽子のほかにも、ハンドウォーマーや靴下などあったかアイテムはたくさん欲しいですね。毛糸は見てるだけでもワクワクします〜。

使いました毛糸はこちら。
OPALの毛糸2OPALというメーカーさんの靴下用の毛糸。色合いがとても素敵で1本でもミックスニットのような模様が出てくる段染め糸です。


↑大変失礼ながら存じ上げておりませんでした。震災の復興を願い活動もなさっている梅村マルティナさん。編み物を通して会話や思いを交えるきっかけになれるのは素晴らしいですね。こちらからもOPALの毛糸など購入できます。

では、取りかかってまいりましょう。

フンデルト・ヴァッサー作品をイメージした毛糸

OPALの毛糸1左:2106雨の日の雨 右:2100渦巻き太陽と月の家 オーストリアの芸術家【フンデルト・ヴァッサー】氏のアートワークをイメージして作られた毛糸。色の組み合わせが綺麗で、糸の状態で見た時と編み上がった状態と印象がかなり違ってくるのでとても楽しい毛糸です。だいぶん編んでもなかなか同じ配色にならないんです。

ゲージ…10cm×10cmで30目42段 なかなか細い毛糸です(笑)。元々はソックヤーンですもんね。うー 頑張ります。

内側に指を入れて探りながら糸の端を出しますが、まとめてがっつり内側が出てくることもしばしば。というか1発で綺麗に出てきたためしはない(笑)。そんなときはほぐして本体にくるくるしておきましょう。また、外側の糸の端が先に解けてしまって困ることもあります。毛糸の紙の帯は取り外さずに外側の糸を絡めてそれ以上解けないようにしておくといいです。

作り目を作っていきましょう

通常、棒編みで作り目をすると作り様によっては段染めが逆方向に進むことがあります。マルティナさんのサイトに作り目のやり方が紹介されてますので是非。


↑再生と一時停止を繰り返して1度練習してみるといいですね。すぐ手が慣れてくれますよ。
マルティナさんの作り目たぶん私は手が固い方だと思ったので160目で作りました。目安は150目〜160目です。計算上だいたい頭囲53〜54cm位の予定ですが、編んでみないとわからないのが編み物の面白いところ。いつまでも安定しない私をお楽しみくださいませ。先に「2100」赤茶系の方を編んでみます。

作り目に寄ってみる近くで見てみるとこんな感じです。綺麗に一方通行で作り目になっていますね。


↑作り目の最初と最後をつないで輪にします。編み始めをマルティナさんの動画にて。

リング型指サックで痛いの防止

棒編みって1目編むと右手人差し指を使って左側の棒をひっこませたり、ついでにやってしまう動作が癖になってませんか?ワンアクションで次の動作の手助けまでやっちゃいますよね。今回、あまり使わない3号針で細かったこともあり右手人差し指の腹が痛いのなんのって。指先凹むかと(笑)。癖なのでついついやってしまいます。

メクリッコ装着どこかで見かけたワザなんですがこれは秀逸!オフィス勤務の方ならピンときましたよね。メクリッコ風指先キャップです。これ伝票めくるのに便利(笑)。

これをつけていると、指先で棒針押しても平気なんですよ。思いついた人ナイス!左手の人差し指や中指で手助けする癖のある方ならそちらにつけてもいいかも。長時間編んでいると指も疲れますよね。伸ばしたまま関節が固まったかと思ったりします。

いざ、メリヤス編みの海原へ大航海に漕ぎ出しましょう

3号の40cmの輪針が近所の手芸コーナーになかったのでとりあえず棒針5本使いで始めました。後ほど輪針を購入して針を入れ替えたらなんて編みやすいんでしょう(笑)。スイスイ編めてしまいます。やっぱり特化した道具は素直に使いましょう。

40段ほど40段ほど編んでみたところです。編み始めのくるんはそのまま帽子の縁として利用しましょう。

40段すぎを伸ばしてみるくるんを伸ばしてみるとこうなります。糸が細いのでとにかく進みません(笑)。最初の頃10段くらいは柄もイマイチわからないし、なんだかとんでもないものに手を出してしまったかもしれないと途方に暮れます。がっ、そこを乗り越えましょう。この辺までくると色の組み合わせの面白さが楽しめるようになります。おっ、ここでこの色かい!とか独り言も捗ります。

117段目そろそろ広げて測ってみると30cmくらいになってきました。ここで1色目終了。117段編んでいました。ゲージからすると126段になるんですよね。もしかしたら手が固い方だと思ってたんですがそうでもないのかな。数えるのが嫌なので20段おきに段数マーカーをつけています。わかりやすいように100段、110段、120段とキリのいいところで辞めるのがオススメです(笑)。

色切り替え目印2色目は「2106」青系で編みます。たまたま編み始めの糸が似ている色だったのでわかりやすいように最初の1目にマーカーをつけてみました。

117段終了そしてまた来る日も来る日もメリヤス編みの毎日を送ります(笑)。仕事の疲れもあり編んだり編まなかったりしていたおかげで、たぶん丸2ヶ月はここまでにかかってるかと思います。1色目と同じく117段目にきたのでここで終了。模様編みがないので段数以外は数える必要もなく無心で編むことにのめり込めますよ。集中したいときはイヤホンをつけて音楽のボリューム上げてノリノリでやってました。音楽配信サービスやPV動画流しまくりです。L’Arc〜en〜CielとMan With A Missionがお気に入り。かっこいいわ〜

伏せ目をして編み棒から外します

伏せ目はかぎ針でもできるのですが、棒針を使ったやり方で外してまいります。ポイントはゆるゆるに綴じていくのを終始心がけておけばOK。


↑とてもわかりやすいマルティナさんの解説動画。ひと目編んだら前の目をくぐらせる、編んでくぐらせるの繰り返しです。

伏せ目と太い編み棒マルティナさんのアドバイス通り、綴じる方の編み棒の号数をあげてやってみました。10号(5.1mm)を使用。ゆっくりゆったりと思いながら最後の1周を楽しみます。

伏せ目の状態綴じて行くとこんな感じです。さっそく端のくるんが出るのでなかなか広げた写真撮るのが大変でした。それくらい強いカールが出ます。

伏せ目終了最後まできたら輪を引き抜いて終わります。糸の始末は両端にくるんが出るので内側に入ってしまって正直わからなくなります。近くの目に適当に通して終わりで十分です。

完成全体図かんせーい!何か作り出すと早く完成させたい人なので今回は長丁場でした。コーヒー、紅茶、葛湯、生姜湯。寒い時期は熱い飲み物と共にせっせと引きこもるのもいいものです。ついつい熱中してしまって同じ姿勢になってしまうので血行不良にはご注意を。

糸と編み上がりのギャップが楽しい

2100の編模様OPAL 2100 フンデルトヴァッサー 「渦巻き太陽と月の家」

2106の編模様OPAL 2106 フンデルトヴァッサー 「雨の日の雨」

グラデーションが色々な表情で組み合わせの面白い毛糸でした。

毛糸玉減り具合ちなみに毛糸の減り具合はこんな感じ。もう一つ同じものはできないかなぁ。3分の1くらい残った印象です。リストウォーマーか透かし編みだともう1作品できそうですよ。

編み上がったら腹巻帽子にしてみましょう

裏側全体をくるりと完全に裏返します。

ねじる中央からねじります。

かぶせる片方をかぶせます。中表になっているのでリバーシブル状態です。

完成図2形を整えて。暖色系でも青が入ることでメリハリがついてますね。2枚重ねなのでとってもあったかいんですよ。

完成図3裏を返せば青系。少し落ち着いた色味です。くるんを伸ばし気味にして深くかぶるとかわいいなぁ。

さいごに

長文になりましたが読んでくださってありがとうございました。この冬いちばんの大作だったかもしれません(笑)。使ってる糸は元々ソックヤーンで強い糸のようですし永く使えるものができて嬉しいです。毎年、少しずつ作りためて大切に使っていきたいですね。
腹巻帽子というネーミングですが、実際腹巻としては使えません(笑)。腹巻の形、って意味みたいです。筒型なのでネックウォーマーとしても重宝しそうです。耳や口元あたりまでカバーできますよ。

最後までお付合いいただきありがとうございます。凪子(@nagiko_smile)でした。


↑色の種類はたくさんありますのでここから見てみてください。ワクワクしますよ(笑)。


↑今回使用した、輪針 3号 40cmです。棒針よりは格段に編みやすかったです。輪ものは輪針で(笑)。